【コラム8】医療的ケア児・障害児のヘアカット|“できない”ではなく“その子に合う方法”を探すということ
「うちの子は、髪を切るのが本当に大変なんです」そう話されるご家族は、少なくありません。

こんなお悩みありませんか?
・じっとしていられない。
・音が苦手。
・触られるのが苦手。
・首まわりにケープをつけられない。
・バギーから降りられない。
・医療的ケアがある。
・吸引や呼吸器、経管栄養などがあって、美容室へ行くこと自体が不安。
だから、家でお母さんやお父さんが、毛だらけになりながら、なんとか切っている。
・お風呂場で。
・寝ているすきに。
・機嫌のいい一瞬を見て。
・泣かれながら。
・逃げられながら。
・自分の服も床も毛だらけになりながら。
そして、
・「これでいいのかな」
・「ガタガタだけど仕方ない」
・「また大変な思いをさせてしまった」
そんな気持ちを抱えながら、毎回頑張っているご家族が多くいます。
まず、最初にお伝えしたいのは、その子に合う方法に出会えていないだけ
かもしれません。
■「一度断られたから、もういい」と思っていませんか?
医療的ケア児や障害のあるお子さんのご家族から、こんなお話を聞くことがあります。
・「美容室に相談したけど、難しいと言われた」
・「バリアフリーと書いてあったのに、実際はバギーが入れなかった」
・「入口に段差があった」
・「通路が狭くて動けなかった」
・「嫌がった時に、周りの目が気になってつらかった」
・「医療的ケアがあると伝えたら、急に腫れ物に触るような対応をされた」
こうした経験が一度あると、次に相談すること自体が怖くなります。
・「また断られるかもしれない」
・「迷惑だと思われるかもしれない」
・「嫌な顔をされたらどうしよう」
そう思ってしまうのは、とても自然なことです。
だから、ご家族が「もう家で切るしかない」と思ってしまうのも無理はありません。
でも、本当は、“できない”と決めつける前に、
その子に合う環境や方法を一緒に探す選択肢があってもいいと思うのです。
■嫌がるのには、理由があります
ヘアカットを嫌がる理由は、その子によって違います。
・ハサミの音が怖い
・バリカンの振動が苦手
・髪が肌に落ちる感覚が嫌
・首にケープが触れるのが苦手
・知らない人が近づくのが不安
・終わりが見えないことが怖い
・姿勢を保つのがつらい
・疲れやすい
・過去に嫌な経験がある
大人から見ると、「少し切るだけ」
でも、その子にとっては大きな刺激になることがあります。
だから、
・泣く。
・逃げる。
・怒る。
・動く。
・固まる。
それは、わがままではなく、“怖い” “嫌だ” “分からない”というサイン
かもしれません。
■最初から完璧に切れなくていい
医療的ケア児・障害児のヘアカットで大切なのは、一度で完璧に仕上げることではありません。
最初は、
・前髪だけ
・耳まわりだけ
・襟足だけ
・5分だけ
・今日は道具を見せるだけ
・今日はお話するだけ
でもいいのです。
「全部切れたか」より、“少し安心できた”の方が大切な時があります。
特に、過去に怖い思いをしたお子さんの場合、
“切ること”より先に、“この人は怖くない”と感じてもらう時間が必要なこともあります。
■家でできる小さな準備
すぐにカットが難しい場合でも、ご家庭でできる準備があります。
【1】ハサミやくしを見せるだけの日を作る
いきなり切らず、「今日は見るだけ」で終わる日があっても大丈夫です。
【2】ケープが苦手ならタオルから
首に巻くのが苦手な場合は、普段使っているタオルや好きな布から慣れる方法もあります。
【3】好きな動画・音楽・おもちゃを用意する
安心できるものが近くにあるだけで、気持ちが落ち着くことがあります。
【4】終わりを見える化する
「ここまで切ったら終わり」
「あと少し」
と分かりやすく伝えると安心しやすい場合があります。
【5】無理な日はやめる
泣いた日、疲れている日、体調が不安定な日は、やめて大丈夫です。
「今日はできなかった」ではなく、
「今日は無理をしない判断ができた」と考えていいのです。
それから、訪問美容に関する補助券等はありますか?というご相談も受けます。
これは、各自治体で障がいや医療的ケアの度合いによってある場合にありますので、ぜひ、問い合わせてみて下さい。
■“料金が高い”と感じる前に知ってほしいこと
訪問美容の料金を見て、
「高い」と感じる方もいらっしゃると思います。
その気持ちも、とても自然です。
家計のこと、医療費、福祉用具、通院、日々の生活。
ご家族には考えることがたくさんあります。
だからこそ、料金に不安を感じることは当然です。
ゆう美が届けたいのは、“ただ髪を切る時間”だけではありません。
・事前に状態を伺うこと
・医療的ケアや姿勢の不安を確認すること
・その子の苦手を知ること
・ご家族が安心できる流れを考えること
・無理をしない判断をすること
・短時間でも整えられる方法を探すこと
・泣いても、動いても、途中で止まっても責めない空気を作ること
そこまで含めて、
“安心して整えられる時間”を一緒につくることだと考えています。
カット料金だけを見れば、確かに高く感じるかもしれません。
でも、
・毎回ご家族が毛だらけになりながら頑張る時間。
・嫌がる子をなだめながら、危なくないように気を張り続ける時間。
・「また失敗したかも」と落ち込む気持ち。
・美容室へ行くための準備、移動、段差、周囲の目、断られる不安。
その全部を少しでも軽くできるなら、それは単なるカットではなく、
ご家族にとっての“安心の時間”になるのではないかと思っています。
■心が少し軽くなる瞬間
あるご家族が、施術後にこんなふうに話してくださいました。
「いつも私が切ると、親子でぐったりして終わるんです」
「今日は最後まで完璧ではなかったけど、泣きっぱなしじゃなかった」
「それだけで、なんだか救われました」
別のご家族は、
「初めて“次もお願いしていいかも”と思えました」
と話してくださいました。
大きな成功じゃなくていい。
全部できなくてもいい。
・少し切れた。
・少し慣れた。
・少し笑えた。
親御さんが少しホッとした。
それだけで十分、大きな一歩です。
■ゆう美が大切にしていること
つくば出張美容サロンゆう美では、
医療的ケア児・障害児のヘアカットについて、
「できます」「できません」だけで判断するのではなく、
まず、
“どうしたらその子にとって負担が少ないか”を一緒に考えることを大切にしています。
・バギーのままがいいのか。
・寝た姿勢がいいのか。
・短時間がいいのか。
・音の少ない方法がいいのか。
・ご家族にそばにいてもらう方が安心なのか。
・今日は前髪だけがいいのか。
その子によって、正解は違います。
だからこそ、一人ひとりに合わせて考える必要があります。
■諦める前に、相談してほしい
「うちの子は無理かも」そう思っているご家族ほど、一度相談してほしいと思っています。
もちろん、すべてが一度でうまくいくとは限りません。
・途中で終わる日もあります。
・今日はできない日もあります。
・少しずつ慣れる方がいい場合もあります。
でも、“できない”と諦める前に、できる形を探すことはできます。
髪を整えることは、清潔のためだけではありません。
・その子が少し気持ちよく過ごせること。
・ご家族が少し肩の力を抜けること。
そして、
「うちだけじゃなかった」と安心できること。
それも、とても大切な意味だと思っています。
【ご相談はこちら】
・医療的ケアがある
・バギーから降りられない
・感覚過敏がある
・美容室で断られたことがある
・泣く、動く、嫌がる
・家で切るのが限界になってきた
・料金や時間が不安
・まず相談だけしてみたい
つくば出張美容サロンゆう美では、
お子さまの状態、ご家族の不安、これまでの経験を伺いながら、無理のない整え方を一緒に考えています。
できないと諦める前に。
その子に合う方法を、一緒に探してみませんか。
まずはLINEからお気軽にご相談ください。
https://lin.ee/nQkFpZ6 または、@364wzxba で検索してみてください。
もちろん、直接 お電話でも大丈夫です。
電話:090-4207-6260
対応は、ゆう美 代表 小久保 ますみが担当します。

お話できる日が訪れますように。


