【コラム24】「迷惑をかけたくない」の裏にある本当の気持ち||尊厳から自己肯定感へ。「本当はこうしたい」を取り戻す話。

「もう迷惑をかけたくないんです。」「いつも優しくしてくれてありがとう。」

私はこの言葉を何度も聞いてきました。

認知症の方、障がいのある方、病気と向き合っている方、高齢の方、そして、そのご家族。

でも私は思います。

この気持ちは、病気や障がいがある人だけのものではなく、私たちも同じだと感じています。

・誰かに心配をかけたくない。

・誰かの負担になりたくない。

・迷惑をかけたくない。

・そう思いながら生きている。

それは、子どもも大人も、人として自然な感情です。


ただ、病気や障がい、認知症。

介護が必要な状態になると、その気持ちは何倍にも大きくなることがあります。

・人の手を借りることが増える

・できていたことが難しくなる

・以前の自分との違いを感じる

・プライドが邪魔をする

すると、少しずつ言葉が変わっていく。

「私は後でいいから」

「お金かかるでしょ」

「そんなことまでしなくていい」

「どうせ誰も見てないから」

「私は大丈夫」

本当に大丈夫なのでしょうか。

私は時々、その言葉の奥を考えてしまします。

それは、仕草や表情から別の気持ちを感じることがあります。

本当は、

・髪を切りたい。

・さっぱりしたい。

・元気な自分の写真を撮りたい。

・自信をもって人に会いたい。

・またおしゃれをしたい。

・孫と一緒に出かけたい。

・鏡を見て笑いたい。

でも、その気持ちより先に、

「迷惑をかけたくない」が先に出てしまう。


以前、こんな方がいました。

髪を整えるお話をすると、何度も言いました。

「私はいいよ。」「そんなお金使わなくていい。」「迷惑かけるから。」

ご家族も、無理に勧めませんでした。

本人を尊重したかったから。

でも、本当は気になっていた。

・伸びた髪。

・鏡を見なくなったこと。

・写真を避けるようになったこと。

・少しずつ減っていく笑顔。

ある整容の日。

最初は乗り気ではありませんでした。

でも、髪を切って整え終わったあと。

・鏡を見る。

・もう一度見る。

・前髪を触る。

・少し照れながら笑う。

そして、ぽつりと言いました。

「今度、孫と写真撮ろうかな📸(*^^*)

私は今でも、その言葉を忘れられません。


・髪を切っただけかもしれない。

・病気が治ったわけじゃない。

・介護がなくなったわけでもない。

でも、

その方の中で、何かが少し動いた。

「迷惑をかけたくない」の奥にあった、「本当は孫と写真を撮りたかった。」という本当の気持ち。

私は思います。

優しい人ほど、我慢する。気を遣い、遠慮する。自分を後回しにする。

だから、私は思う。

我慢し続けることが優しさとは限らない。

・本当はこうしたい。

・本当は会いたい人がいる。

・本当は身だしなみを整えたい。

・本当は写真を撮りたい。

その気持ちを持つことは、わがままではなく、自然なことだと思います。

整容は、見た目を整えることだけではない。

尊厳を守ること。

自己肯定感を取り戻すこと。

そして、忘れかけていた「本当はこうしたい」を思い出す時間なのかもしれません。


・命を守る医療。

・生活を支える介護。

そして、その人の想いを支える整容。

私は、それも大切なケアだと思っています。

今回、このコラム読んでいるあなたに伝えたいことがあります。

「迷惑をかけたくない」その言葉の裏には、「本当はこうしたい」が隠れていることがある。

どうか、その声を見逃さないでください。


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つくば出張美容サロン ゆう美では、ご本人の状態や気持ちに合わせて、「その人らしい整え方」を一緒に考えています。

無理をしなくていい。

でも、本当はこうしたい。その気持ちを大切にしたいと思っています。

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